フニクリ♪フニクラ♪のこぎり山

LaBelleVie2007-09-25

バルセロナから北西へ50kmの聖地モンセラットへ。

5時半ごろ目覚め、のんびり準備。今日は鉄道の旅。

鉄道にゆられて1時間。寒い・・・。すごいところにきてしまいました。ごつごつの岩山ばかり・・・

ケーブルカーに乗って。上へ上へ。

そしてたどり着きました。朝日の光がさーっと差込み。寒さを忘れて、息をのむ瞬間でした。標高1235m。今も80人の修道士が暮らしているそうです。

古くからキリスト教の聖地とされ、カタルーニャ地方から大勢の巡礼者が訪れる聖地。お土産屋、カフェ、レストラン、ホテルが並び、巡礼者、観光客が多いことをうかがわせます。

まずは大聖堂へ。ラ。モレネータという黒いマリア像をみてきました。しーんとしずまりかえったバジリカの中、ひっそりとマリア様が座っていました。

13時のミサまで、カフェで朝食をとり、モンセラット博物館で名画の数々を堪能。朝一番は人気もなかったけど、どんどん人が増えてきました。博物館には、エル・グレコピカソ、ダリ、ミロ、タピエス、ル・コルビシュエの作品、中近東の考古学品なども。かなり見ごたえあります。JOAN ROIGSOLER という人の絵がとっても印象的でした。

13時のミサでは見所のひとつ、ヨーロッパで一番歴史のある少年合唱団、エスラニアの歌声を聴きました。ウィーン少年合唱団は有名ですが、彼らの美声も素晴らしかったデス。天使の声、、みたいなほんとうに美しい声で。美声で心を洗われた後、フニクラ!ケーブルカーでサン・ジュアン展望台へいってきました。雲が厚く地中海はみえませんでしたが、ピレネー山脈、灰白色の岩、、近い空、圧倒されます。

さっき居た大聖堂が、、あんな下に、岩と岩にはさまれて。

もう1回ケーブルカーに乗って、サンタ・コバへ。白い雲がどんどんおりてきたので、早々に切り上げてバルセロナへ。
モンセラット行き、当初予定にはなかったけど、足を運んでよかったです。

■モンジュイック

バルセロナオリンピックでメイン会場となったモンジュイックへ。広大な公園、美術館、博物館があります。写真は国立宮殿(パラウ・ナシウナル)、今はカタルーニャ美術館となっています。初日にバスを降ろされたスペイン広場から見えますが、結構離れていて、、、あるいて10分くらいかな。お天気はモンセラット同様、ちょっとどんより肌寒かったです。

中世美術のコレクションが、、、素晴らしいデス!カタルーニャ地方の小聖堂・教会内部が再現され、壁画がみられるのです!壁画を切り取ってもってきているんですよ。空間の再現には感動です。美術観賞にはいうことのない空間です。ゴシック、ルネッサンスバロック、モダンまでと幅拾いコレクション、、日本語音声ガイドもありますから、ひとつひとつをしっかりと見ることができます。とても半日では時間が足りません・・・。閉館ぎりぎりまで粘り、後ろ髪ひかれつつ美術館を出ました。


バルセロナ最後の晩は、ピカソも通ったという、モデルニスモ運動の中心となったカフェ、「クアトラ・ガッツ=4匹の猫」へ。黄色い壁、絵画、ジャズの生演奏。とてもにぎやかな空間です。ここで芸術がアツーく語られたんですね。ターキーをいただきました。りんごかな洋ナシかな、フルーティなソースが美味でした。
4 gats , Montsio 3 tel:933 024 140
地下鉄:1/4号線ウルキナオナ駅から徒歩5分


さてさて、夜行バスでマドリードへ移動です。