すべりこみセーフ!
斬新な視点、見ごたえありました!!!
多くの作品はイギリスに本拠地を持つ「医学研究支援等を目的とする公益信託団体」ウエルカム財団所蔵から。
[第1部:身体の発見]
[第2部:病と死との戦い]
[第3部:永遠の生と愛に向かって]
という構成なのですが、ダ・ヴィンチから円山応挙、そして現代アートの蜷川実花やダミアン・ハーストまで、と実に幅広い作品がずらり。医学という切り口で、時代や分野を超越した“珍品”集合しているところがおもしろい。
目玉はなんといっても、レオナルド・ダ・ヴィンチ「肝臓の血管」という素描解剖図(エリザベス女王所蔵)。ダ・ヴィンチの素描600点余りのうち200点が解剖図なのだそう。万能の天才ですね。。。
円山応挙「波上白骨座禅図」。背後にどんな波が立とうとも座禅修行をしている骸骨。おもしろい。
他にもお茶を立てている骸骨の絵もありました。
皆骸骨だったら、よりその内面が見えるようになるのかもしれないなぁ。
ジル・バルビエの「老人ホーム」、これはユーモラスでわかりやすいメッセージ。
アメリカンコミックのヒーロー、スーパーマン、超人ハルク、キャットウーマンなどが入居している老人ホーム。迫り来る老いの現実にはっとしました。