神道のこころ」この本をよんで、伊勢神宮にいきたくなりました。
西洋医学を学んだ形成外科医師でり、春日大社宮司として神道の道を歩んでいる著者が、人間の生き方について語った言葉からできている本です。堅苦しくなく、読みやすいものでした。

人間は知識に頼りすぎだと、もっと自然を大切にして、自然という立場から物事を見て学ぶべきだとありました。最近流行のロハス、エコの理念と同じなんですね。そして、自然ということに重きをおいた東洋医学がいいとといています。病気の根源の改善・治癒、人間自らもっている自然治癒力を高めるための治療。こういう考えを持つ医師にお世話になりたいなあ。また、お祭り奉仕のときに、かっこよく「しゃく」をもてるようになりたいということで神職について学びだしたといういきさつには、くすっとしてしまいましたが、それで最高職位まで取得されたというから、すばらしいですね。
神道は宗教というよりも、日本の古くからのものの考え方、生活習慣といった、信仰を超えたものだと言う説明には納得します。日々の何気ない事のすべてに「感謝」の心を持つという神道の考えは、とてもいいですね。神道のことをもっと詳しく知りたいと思わせる本です。

〈神道〉のこころ(旧版)

〈神道〉のこころ(旧版)